Cafe Ligia-exotica / 純喫茶 船虫

よしなしごとを。読書とか映画とか観劇と港の街の話しとか

ICHIRO!

 いらっしゃいませ。


 ・・・こう、桜の花びらを水に浮かべてみてですね・・・。


飲みにくいですね・・・。匂いそんなしないし。だめだこりゃ。






 彼は過日、神戸・三ノ宮のセンター街の地下で、興味本位で古本屋にいたらしい。






「まあ、結局古本を買うことなく店を出たんだけどね・・・」





相変わらず古本屋が苦手なのか。






「なかなか“選ぼう”という意欲を起こさせない・・・」






ふむ。






「それだけで帰るのもなんだか癪であったので、今まで入ったことの無かった店に入ってみることにしたんだ」






ほう・・・。






「近くに『餃子専門店 イチロー』という店があって、前から少し興味があったんだけど、どうも入ってみる気にならなくて・・・。今回ちょっとだけがんばって(?)入ってみることにしたんだ」






ほほう。



『餃子専門店 イチロー


食べログに記事がありましたのでリンクを貼っておきます。

http://r.tabelog.com/hyogo/A2801/A280101/28001001/



ホームページがありましたので、リンクを貼っておきます。

http://www.gyo-za83.com/





「地下街の通路の角にあるような感じで、カウンターだけの狭い店。もちろん例の如くきれいな店ではない」






またピンぼけ写真か。





「なんだか辺りがやたらと静かで、またシャッター音がするのが変にはばかられる感じだったので・・・。シャッター切ったらお店の中にも音が丸聞こえだし・・・。このシャッター音のしないアプリ、どうもフォーカスがなあ・・・」





・・・へぼいな・・。





「よく前を通るんだけど入ったことはなかった。休養日にランチの店を探してよくこの辺りをうろつくんだ。この店も餃子専門店だけど、一応餃子にご飯がついた定食みたいなのがあるんだけどね。なんだか餃子とご飯だけって、それだけでせっかくの休養日のランチを終わらせるのがどうも気が引けて・・・」






・・・よく分からない理由だな。







「まあ、そんな理由で今まで入ったことはなかった。今回は夕方のちょっと早い時間帯に行ってきた」






ふむ。







「せっかく餃子専門店に入るんだから、普通の焼き餃子をオーダーしよう!と思った。一人前(7個)250円と書いてある。安い」






確かにコストパフォーマンス高い感じだな。






「・・・よく見ると、二人前から注文して下さいとある。それは、一人前14個500円と言うことではないか?と小さく突っ込みを入れてみる。まあ、三人前とかで頼む人もいるだろうから、一人前250円の記述もあながち間違いではないんだけどね・・・。・・・ならば、7個だけ食べたい人は注文出来ないのだろうか?とかとか、若干の疑問が残る」






・・・ふむ。






「カウンターだけの店内には、お客さんが既に三人座っていた。カウンターに座ろうとしたら、やたらと椅子(スツールというのか?)の高さが高い!誰基準なのかは分からないが、座るのにもちょっと苦労させられた」






へえ。
社会は短足野郎に優しくないなあ。






「既に座っておられたお客さん達は、皆さん定食を頼んでいたらしく、餃子と一緒にご飯と味噌汁を食べていた」






ほう。






「『はい、いらっしゃい』というお店のおばちゃんは、イントネーションに中華圏の人のイントネーションを感じる。確かオッチャンもお店に立っていたと思うのだが、オッチャンも中華圏の人なんだろうか?そもそも、この中華圏っぽいイントネーションのおばちゃんも、単に変な訛りなだけで、もしかしたら普通に日本の方かも知れない・・・。でも、まあ中華圏の人だろう。神戸の街では別段珍しいことではない」





・・・ふむ。






「カウンターに座って、“焼き餃子二人前”とオーダー。他にも水餃子(因みに酢醤油で食べる)と、丼で出てくるスープ餃子がある。ついでに言うと、餃子専門店なのに、“焼き焼売”なるものと、“麻婆豆腐定食”がメニューにあった。まあ、余程の人気店で無ければ餃子だけではつらいものがあるのだろう・・・(?)」






・・・。





「カウンターの上には、餃子につけて食べる調味料の類が乗っている。左(奥)から、おろしニンニク、醤油、ラー油、味噌だれ(白味噌系)。なぜか見切れてしまっているようだけど、もちろんお酢も置いてある。ニンニクの容器の前に置かれている、なんだか判然としない容器は、中身が数本しか残っていない爪楊枝入れ。補充しようね、お店の人」







神戸の餃子の店には良くある感じのラインナップだな。







「調味料用の小皿が置かれて、おばちゃんに『焼き餃子は全部混ぜて食べてね』と言われる。酢醤油だけで、でもなく、味噌だれだけで、でもない、酢醤油+味噌だれ。さらに好みでニンニク。この店はニンニク控えめなので、お好きな方は入れてみるのも良いかも知れない。因みに個人的には生ニンニクが苦手なので、今回は入れない」






酢醤油に、さらに味噌だれか・・・。






「これも神戸の餃子では結構あるパターンだね。『赤萬』や『瓢たん』ではお店の人に全部混ぜてみて、と言われる事が多い。まあ、酢醤油で食べようが、味噌だれだけで食べようが自由であるが・・・。個人的に、酢醤油派なんだけどね」







・・・さらっと“赤萬”とか“瓢たん”と書いてしまっているが・・・。







「まあ、どちらも神戸では誰でも名前を知っている餃子専門店ですね。機会が有ればまた記事を書くかも知れません・・・」





無責任だなあ・・・。





「今回は珍しく言われたとおりに酢醤油に味噌だれ、それにラー油を入れて食べてみることにする(ニンニクは入れていない)」






ふむ。






「待つ事しばし・・・。焼き餃子二人前が登場。写真、どーん!」






分かりやすいビジュアルだな。






「まあ、形も普通に餃子型ですな」





肝心なのは味であるな。

どうであったか。







「普通に美味しかったですよ。よくある感じの神戸の餃子ですね」






・・・もっと何か感想を述べるべきだと思うが。







「悪くない味なので、ハズレだ!と思うようなことはありません。ニンニクが控えめなので、ニンニクがバリバリに効いていないといやという人には物足りないかも知れません。まあ、そんな人はおろしニンニクを足して食べてみて下さい。個人的な感想ですが、“ああ、神戸に餃子専門店で餃子食べてる!”という感じがどうもしない・・・。味的には『赤萬』に近いんだけど、どうも『赤萬』の餃子のような満足感とか存在感がないんだよなあ・・・。まあ、これは完全に個人的趣味の問題だと思うんだけどね・・・。何度も言うけど、決して味がいけていないというわけではないよ」






ふーむ。






「もしかしたら、他のメニューのスープ餃子や水餃子を食べるとまた別な感想を持つかも知れないけどね。まあ、今回はこんな感じ・・・」







まあ、新しい経験をしたという感じかな?






「何度も言いますが、その辺のクサレた店で食べるよりは全然美味しいですよ。好みの問題と言うだけであって、ネガキャンするつもりは毛頭無いですからね」





まあ、またいつか別なメニューで挑戦したまえよ。

今回はなんだか歯切れが悪いまま終わる。