リンゴの国観光Part.2 鰺ヶ沢へ行ってきたその2
いらっしゃいませ。
一度布団に入ってからのトイレに行くか行かないかの判断は、ものすごい決断力を要しますね。まあ、得てしてトイレに行くことになるわけなんですが・・・。
彼は久しぶりにリンゴの国の観光を日帰りで行ったらしい。
「日帰りで鰺ヶ沢へ行ってきました」
ほう。
「日程的には一泊二日も可能だったんですが、自動車の税金を払った後の預金残高を見て愕然といたしまして・・・。・・・ワーキング・プアという言葉はまさに自分のためにあるのですよ・・・」
・・・。
「そもそも、新潟まで行こう、もしくは下北とかに行こう!なんて考えていたんですけどね・・・。宿代なんて出ません・・・」
・・・せつないな。
「ともかく、リンゴの国のマイナー市、K市からH市を通ってクルマを西へ西へ走らせた」
ふむ。
「交通量、信号ともに少ない県道を朝からとばし気味で走る」
ふむふむ。
「さすがはリンゴの国、道程にはたくさんのリンゴ農家が見受けられました」
ふむ。
「朝から市街地とは反対方向に向かうクルマは少なかったんですが、前を行く軽自動車がずっと同じ道を走っていく。・・・もしや同じ“観光地”に?」
ほう。観光地か。
「県道から国道101へぶつかり、丁字路を右折すると最初の観光地がすぐ見えた!」
おお。
「最初の観光父はイカ焼きの店・『菊谷(きくや)商店』」
食べログに記事がありましたので、リンクを貼っておきます。
http://r.tabelog.com/aomori/A0205/A020503/2004969/
お店のHPが有りましたので、リンクを貼っておきます。
http://www.ajigasawa.info/tokusannhin/ika.htm
わさお通信
http://www.toonippo.co.jp/blog/wasao/
・・・イカ焼き。
「鰺ヶ沢はイカで有名。そして数あるイカ焼きの店の中で、ここが全国的にも有名。なぜなら、ブサカワ犬でおなじみの“わさお”さんがこの店の看板犬だからだ」
ほほう・・・。
毎度おなじみ、メレ子さんのブログ『メレンゲが腐るほど恋したい』http://d.hatena.ne.jp/mereco/。わさおさんをスターダムにのし上げた記事です。リンクを貼っておきます。
http://d.hatena.ne.jp/mereco/20080503/p1
http://d.hatena.ne.jp/mereco/20080513/p1
http://d.hatena.ne.jp/mereco/20080526/p1
http://d.hatena.ne.jp/mereco/20111012/p1
etc..
「わさおさんがスターになって、イカ焼きやさんは観光名所になってしまった。遅い時間帯に行くと混雑しているかも知れないし、わさおさんにも出会えないかも知れない。スターにも日々の生活があるわけで・・・。なので早めの時間帯に到着すべく、朝からクルマを飛ばしたんだ」
ほうほう。
「国道を右折すると、イカ焼きやさんはすぐに見えた。前情報ではお店の外、左手奥にいるということで、まあ、すぐには見えないだろうと思っていたんだけど・・・。いるじゃん!見える!既に観光客のおばさんにバフバフ言っている姿が!」
おお。
「スター、サービス精神旺盛か?なんて思いながらクルマを停めようとしたら、既に駐車スペースが少ない!なんと、店の前に小型の観光バスが横付けされていて、中から10人くらいの観光客のおばちゃん達が!」
・・・すでにバス・ツアーの一部になっているのか・・・。
「おばちゃん達はイカの一夜干しや海産物を買って帰るようだ。・・・それで既に数人のおばちゃん達がわさおさんを見に行っていたのか・・・」
おばちゃん達がネットで有名な犬に興味があるとは思えないけどな・・・。
「因みに、来る途中ずっと前を走っていた軽自動車は、やはりわさお観光のクルマであった」
・・・うむ。
「まず、お店の外観写真」
ふむ。
「お店の外にはたくさんのイカが干されていた。横の倉庫のようなところには、発泡スチロールの箱にたくさんのイカが」
イカ焼きの店だし。
「お店の屋根。カモメがいっぱい。テレビでもやっていたが、お店のお母さんが時々カモメにえさを与えるので、こうしてカモメが居着いているらしい。海沿いの町らしい風景」
ふむ。
「・・・それでは、イカ焼きを買う前に、大スターとの邂逅を果たそう・・・。さっきはおばちゃん達にサービスを振りまいていたし、きっといい出会いが出来るに違いな・・・」
・・・寝ているな。
「スター、ボッチには興味なし・・・」
・・・。
「とりあえずクルマを早めに動かさなければと思い(長時間停めていられるような環境ではなかった)、スターとの邂逅に後ろ髪を引かれながらも、とりあえずイカ焼きを買いに店内に行くことに・・・。わさおさん、余裕があればまた来ます・・・」
・・・ガン無視だな。
「因みに、。わさおさんの小屋の横にはもう一つ小屋があった。これもわさおさんの小屋かな?野良猫風の白い猫がするっと入り込んで、中の水を飲んでいた。ニャンコ、イカ食べたら身体に良くないから盗んで食べたりしちゃいかんぞ。とか話しかけたがこれもガン無視される・・・」
猫にもボッチは分かるんだろうな・・・。
「で、店内入り口で焼いているイカ焼きを購入。300円也。“マヨたっぷり!”とオーダーしたが、普通的量(個人的見解)。もっとブチューって入れてくれても良かったのに・・・。ちょっと残念」
・・・。
「イカ焼きはお店の中でも食べることが出来るようだが、ツアーで来ているオバチャン達もまだ店内でお買い物をしていたりしたので、どこか落ち着ける場所を探すことにした。トイレとかにも行きたかったし。というわけで、近くにある“海の駅わんど”へ行ってみることにした」
http://ajigasawa.info/wando/uminoekitop.html
・・・ほう。
「ごはんが食べられたり、海産物や農産物の直売コーナーがあったりするということなので興味本位で覗きに行くことに」
ふむ。
「こういった道の駅系って、場所によってはすごく寂れていたりするけれど、ここはなかなか盛況。地元のオイチャンやオバチャンが熱心にお買い物をしていた。因みに建物の二階は“鰺ヶ沢相撲館”という相撲の展示とかがしてあるところらしい。見に行かなかったけど。そういえば舞の海氏が鰺ヶ沢出身だったような・・・」
へえ・・・。
「トイレに行って、店内の休憩所でイカ焼きを食べて、軽くお店で売っている海産物を見たりした。しかし盛況だ」
・・・。
「お昼ごはんにはまだ速いが、ネットで下調べをしていたお店を探そうと、鰺ヶ沢駅前方面へ向かってみた。せっかく漁港のある町へ来たんだから、美味しい海産物を食べて帰らねばと思っていた」
ふむ。
「とりあえず駅前に来たので駅の外観写真を」
鰺ヶ沢駅
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%B0%BA%E3%83%B6%E6%B2%A2%E9%A7%85
・・・。
「さて、地図とナビを頼りにクルマで駅近くの店を探すが全く見当たらない。駅前のスーパーにクルマを止めて、スマフォを頼りにぐるぐると歩いてみるが、それらしい店を見つけることが出来なかった。地図に従っていくと普通の民家だし、スマフォの地図と住所を頼りに行っても焼き肉屋っぽいし・・・」
・・・無くなったのかな?
「とりあえずお昼の海産物をと考えて(海産物、特に海鮮丼を食べることしか頭になかった)、先ほどの海の駅に“名物平目のづけ丼”なる幟が立っていたのを思い出し、ターゲットをそちらに移すこととした」
ほう、平目・・・。
「海の駅の食堂は、お昼の時間帯で既に混雑していた。何とか紛れ込んで“平目のづけ丼”をオーダー。こんな感じ」
へえ。
「ヅケなので、当然切り身には味が付いている。切り身の下にはとろろ昆布が敷かれていたが、個人的には刻み海苔とかのほうが良かったかな。お吸い物の具は一見つみれっぽいが魚卵。もしかしたら平目の卵かも知れない。魚卵は上品な味でした。“平目づけ丼”、1000円也。味は、まあ普通です。逆に海の駅にある食堂で、そんな絶品を期待する方がアレなので、まあ、こんな感じでしょう」
ふむ。
「お昼ごはんを食べ終えたが、その後は特に予定無し・・・。そういえば町内に大きめの滝があるらしいので、スマフォで検索してみた。滝の名前は“くろくまの滝”。途中までクルマで行くことも出来、山道を歩くのは15分ほどだということらしい。車で一時間くらいということなので、午後の予定に組み込むこととした。その前に・・・」
・・・?
「わさおさんにもう一度会いに行ってみることにした。起きてくれているかなあ・・・」
懲りない・・・。
「というわけで、再び菊谷商店へ」
おお。
「あ、起きてた!わさおさーん!」
・・・。
またガン無視か・・・。
「・・・スター、あんまりサービスしてくれませんでしたよ・・・。残念・・・」
見えてないんじゃないか?
天然で石ころ帽子でも被っているんじゃないのか?
「かなり寂しい感じであったが、気を取り直して白神山地方面へクルマで向かう。目的地はくろくまの滝」
うむ。
「道程は交通量も少なく、ゆったりしたカーブが続く走りやすい道。景色も田園風景が広がりかなりいい感じ。ラリーカーとかをお持ちの方なら、ちょっと飛ばしちゃうかも知れない」
ほう。
「徐々に山道になり、30分くらい走ると、ついに対面交通が出来ない位の細い道に。それでもやはり下ってくるクルマもあるので何とかやり過ごす。赤石川沿いを南へ南へ。下ってくるクルマがあるということは少なくとも行き止まりとかにはならないだろう・・・」
ふむ・・・。
「細い道を走ること30分。なんだかクルマが数台駐まっているところに出た。公衆トイレもある。どうやら目的地付近らしい。その先にも舗装路は続いているが、滝とは違う方向に行くようだ。観光案内板を見ると、“くろくまの滝・緩やかな登道りで、往復30分くらい”とのこと。15分で着くのかな?幸いトレッキング系の靴であるし。ペットボトルの水を持って、いざプチ登山開始」
ほう。
「案内板によると、数キロでぐるっと回れるトレッキングコースもあって、コースの奥には第二、第三の滝があるらしいのだが、今回は最初に滝を見て戻ってくることに。正直山道数キロを歩くスタミナなんて有りません・・・」
・・・。
「観光の案内にあった、“緩やかな登り”は途中から結構な急斜面に。あせダラダラで登ること20分弱・・・。ようやく“くろくまの滝”の下までたどり着いた」
・・・ほう。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%8F%E3%82%8D%E3%81%8F%E3%81%BE%E3%81%AE%E6%BB%9D
「日本の滝百選の一つらしい。滝の下の所は人が一人とか二人でもう動けなくなってしまうような場所なので、写メを撮って、後から来る人に場所を譲るべくすぐに退散した。トレッキングコース側へ行くと、滝見広場なる場所が二、三カ所有るらしいのだが、かなり遠いようなので、元来た道を戻ることにした。滝滞在時間、約二分」
早い。
「山の写メを撮ったので今度は海の写メを撮るべくもう一度漁港のほうへ向かう。海へ向かって北へ北へクルマを走らせる」
移動のほうが長い・・・!
「一時間後、再び鰺ヶ沢の海の近くへ。まずは漁港に足を向けてみた」
ふむ。
「大変良い天気」
おお。
「漁港内はしっかり波がおさえられていて、日本海側にもかかわらずとても穏やか。沖はどんな感じなのかな?」
・・・。
「カモメにズームイン!」
・・・カモメだな。
「どうでもいい話だけど、映画『ハッピーフライト』を観たために、“カモメ=バカ”という図式が脳内にへばりついたまま残っております・・・」
・・・。
「今度は少し東へ歩いて、海水浴場のほうへ。こちらは砂浜になってました。さすがに泳ぐには早いけど、水遊びに興じる学生さん達がおりました。波はこちらも穏やか」
穏やかだな。
「海にたどり着いた当初の目的は、“夕方まで待ったら海に沈む夕日の写真が撮れるかな?”なんて感じだったんですけど、この時まだ15時半くらい。そのままでは2時間半くらい特にやることがない状態なんで、一区切りつけて帰ることにしました。きっと夕方になったら道も混んでくるだろうしね・・・」
終了か。
「鰺ヶ沢、コンプリート(したつもり)」
まあ、スターの写真を納めることが出来たということで、それで良しとするか。
今回はこの辺りで終わる。