池井戸潤氏の『下町ロケット』を読んだので感想などを短く書く。
例によってネタバレ注意で。
直木賞を獲った時に話題になっていたので半年くらい前に買った。そのまま積ん読状態になっていたが、このたびようやく読み終えた。珍しくハードカバーで買っていたのでいつまでも書庫の肥やしではイカンだろうということで読み始めたのだが。
比較的すぐに読み終えることが出来た。
正直なところハードカバーで買ってしまったのはちょっと失敗であった。
まずこの作品の良いところは、『下町ロケット』と云うタイトルではあるが、安易にロケットを飛ばさないところが良い。ロケット開発というのはそんな簡単にできることではないのだ。
悪くない作品。然し読み応えがない。
どこかで読んだことがあるような物語がお約束のように展開される。それはそれで安心して読んでいられるわけだが。
興味のある方は文庫落ちを待った方が良いかも。
『ミレニアム』を三部作読み終えた後だと、こういう感想になってしまうか。
まあ、そんな感じ。
あくまで個人の感想ですので、この程度の感想で目くじらを立ててこないで下さいね、お願いします・・・。