『コーボー ハ 筆ヲ 選バズ』
「NO!!、ソモソモ『コーボー・アベ』ナンテ、一冊モ読ンダコトナイヨ!!!」
・・・あ、いらっしゃいませ。・・いやあ、良くわからないんですけど叫べっていわれて・・・。
まあ、ゆっくりしていって下さい。
今回は彼の持っている工具の写真を載せたいらしい。まあ、載せる載せないは勝手だが、問題はそんなものに誰も興味がないのでは、と言うことであると思われる。
「現在ガンプラを作るのにもっとも活躍している工具、“ニッパー”を紹介します」
・・・・。
「・・もともと太めのスピーカーケーブルとかを切断するのに、ズッパカズッパカ切断できる“ぶった切りニッパー”が欲しいなと思って」
ほう。
「で、どうせ注文するなら切断面がツライチになるニッパーも、精密ニッパーも欲しいなと思って。まあ、結果的にガンプラを作るということに最も使われてしまっているわけだが」
・・・無駄な話だ。
「いわゆる(?)、“硬線ニッパー”。太めのスピーカーケーブルなんかをぶった切るのに使う予定であったが、現在のところスピーカーケーブルは全てカナレの『4S6』で事足りているので、普通のニッパーでも全く問題なく・・・。まあ、いつか必要になる、はず」
「切断面が、かなり“ツライチ”になる小型ニッパー。なぜかちょっと持ちにくいので、使用頻度が下がっている」
「そしてこれがすっかりガンプラ専用と化している精密ニッパー。切断面もかなりツライチになるが、もちろん真っ平らになるわけではないので、最終的にはクラフトナイフやサンドペーパーの目の細かいものでランナーの切断面を整えてやることになる。それでも切るだけでかなりきれいな仕上がり。」
なかなか良いものらしいな。
「通販のサイトで『良く切れます!』って謳い文句のやつを注文。何だかドイツの製品らしい」
別にそんな高そうなやつで無くっても・・・。
「まずは道具選びからです!」
・・・ああ、そう・・。
海を渡ってやってきて、そしてプラモデルに使われるわけか・・・。
「ちゃんとマイクケーブルとかスピーカーケーブル造ったりもしてますよ。まあ、一番使用頻度が高いのはガンプラであることは否定しませんが・・・」
・・・まあ、大事に使ってやりなさいよ。
小市民の小さな満足感を眺めながら今回は終わる。