いらっしゃいませ。
大阪府や東京都は浄水システムを海外に売り込んでいるらしいですね。まあ、確かに昔に比べるとおいしくなったんで、飲料水の不足している国にはいいかもしれませんね。
そんな高度浄水システムのお水です。いかがですか?
過日の休日、彼はリア充を気取りために、行きつけの(?)イタリア料理店・月見山『テゾーロ』でパスタを食べることにしたらしい。
ずいぶんと久しぶりな訪問であるな。
「7月、8月と、いろいろ忙殺されていたからね…」
しかし、非リア、非コミュのキミがイタリア料理屋でパスタをくりくりしている様は、想像するだに気味の悪い画であるな。
「自分でも若干違和感を覚える。まあ、引きこもりの社会復帰のリハビリのようなものだと思って暖かい目で見てもらえば・・・」
パスタを食べようとしている話なのに、それだけでさみしい話になってしまうな・・。遠い眼をしないで続きを書きたまえ。
「・・・まあ、前菜みたいなやつをつまみながら生ビールをくいっと飲んでさ」
ふむ。
「パスタが出来上がるまで、もう少しお飲み物はいかがですかとか言われたので、グラスワインの白を頼んで」
ふむふむ。
「『今日のグラスワインは、イタリアの***というところの@@@@(←さらっと言われてしまったが宇宙語にしか聞こえない)というワインです。柑橘系の香りがさわやかですよ』とか言われて」
ほう。
「非リアの性(さが)なんだろうけど、さっぱりわからなくて・・・。まあ確かに飲みやすかったんだけど・・・」
・・・ふむ。
「『何かつまみますか(ニッコリ)?』と言われたので、じゃあ、チーズを何か・・・。食べやすそうなものを・・・。って注文したんだ」
においのきついのは苦手なのだな。
「何種類かを盛り付けてきてくれたんだけどね。どうもそのほとんどが塩辛くて…。食べ慣れていない自分が情けない」
非リアのひきこもりだからな・・・。
「辛いですとも言えずワインとともに食べた・・・」
なるほど・・。
「そういうものなのか?チーズってそんなに塩辛いものなのか?」
まあ、要するに非リアのキミには高尚なチーズのおいしさの比較対象になるようなものが、それまでの人生の中に存在していなかったということなのだな…。
「基準が三角形のプロセスチーズなんだよな・・・。あ、ピザの上に乗ってるとろけるチーズもわかる」
比較対象物が2種類とは・・・。
「まあ、知らなくても死ぬような事じゃないし。人生知らなければならないことがもっとほかにあるよ、きっと・・・」
なぜ遠い目をしながら言うかな!
少しでもリア充になれるといいな。はかない願いとともに今回は終わる。
(写真は因みに『ズワイガニと水菜の冷製パスタ』。タマネギが効いてます)