Cafe Ligia-exotica / 純喫茶 船虫

よしなしごとを。読書とか映画とか観劇と港の街の話しとか

洲本市でランチ・『トラットリア いたりあ亭』

 いらっしゃいませ。

 
 寒暖の差が大きすぎると、何を着ていたらいいのかさっぱり分からなくなってしまいますね。




 彼は過日、たった二時間の仕事のために、バスで海峡を渡り、朝から淡路島は洲本市に行ってきたそうだ。




「電車に三十分、高速バスに一時間。これの往復。仕事の時間帯は朝の10時からお昼まで。ちょっと時間的に無駄であるな。まあ、仕事だから仕方がないけど」






ふむ。






「せっかく久しぶりに洲本市に来たので、お昼ご飯を食べてから帰ることにしたんだ。ちょうど近くに魚屋さんがやっている海鮮丼屋さんがあって」






ほう。





「10分くらい歩いてたどり着いたんだけど、定休日であった。やはりこういう事は確認してから行かないといけないなぁと思ってしばし路頭にくれていた」






・・・因みに、その丼屋さんは美味いのかね。





「安くて美味い。結構お勧めですね。まあ、今回の記事では書きませんが」





ほほう。





「しばし考えて、その丼屋さんからさらに数分西へ移動したところにある、イタリア料理の店に行ってみることにしたんだ」






ほう・・・。






「この店も2年ほど前に一度行ったきり。久しぶりの訪問。『トラットリア いたりあ亭』」



ホームページがありましたので、リンクを貼っておきます。

http://r.gnavi.co.jp/k428800/


食べログに記事がありましたので、リンクを貼っておきます。

http://r.tabelog.com/hyogo/A2806/A280602/28001472/




淡路島でイタリアンか・・・。






「基本的に、淡路島は食材が美味しい場所であるので、ちゃんとしたところは美味しいですよ。もちろん『?』なところもありますが」





ほう・・・。




「先ずは外観写真。住宅街の中にあるので、ちょっと目立たない」






ふむ。





「12時半くらいの、ランチタイムど真ん中に着いてしまったので、お店の中はかなり混み合っていた。“しばらくお待ち下さい。”と言われて店内入り口で数分待つ。テーブルの片付けまでなかなか手が回らない状態であるらしい。さすがは繁盛店」






ふむ。






「・・・以前に来たときは、ウニのパスタを食べた。ウニそんなに得意じゃないにもかかわらず」






・・・得意じゃないのに、なぜ・・・。






「ちょっとした名物なんだよね、この店のウニのパスタ。生ウニが一枚(!)出てきて、豪快にそれをのっけて食べるんだ」






ほう!






「さらに二枚のせも出来るらしい」






それは豪快だな。






「ウニの味がそのまま料理の味を左右するわけだ」





美味しかったかね。






「・・・基本得意じゃないからね・・。美味いかどうか分からなかった」






キミは金輪際ウニは食べるな。






「メニュー。お勧めランチ2500円とか、もう少しリーズナブルな値段のセットとかが書いてあった。もちろんウニのパスタの文字もある。今回は奮発して、お勧めランチを頼んでみることにする!」





ほう!はり込んだな!





「メニューに書いてある“パスタ”と“メイン”を選ぶスタイル。それにサラダ、パン、デザート、コーヒーがつく」






ふむ。






「パスタは、“鯛のトマトソースのスパゲティ”を選択。メインは迷ったあげくに500円追加して“淡路牛のステーキ”を選んだ」





500円追加してまで・・・。






「ブランド牛、食べてみたかったんだ!」





むう・・・。





「まず、熱々のパンが二個出てきた。それからサラダも続けて出てきた」






写真の時点で、パンは既に一個しかないし、サラダもさんざん突っついた後のようだな・・・。なぜ最初に写真を撮ろうと思わないかなあ・・・。






「・・・パンは熱々ふかふかで美味しい。サラダも、ドレッシングの酸味が抑えられていて、とても美味い。野菜も新鮮。良い感じだ」






ほう。





「次に鯛のスパゲティ登場。上品な盛りつけ。ただ、持ってきたら無造作にサラダに使っていたフォークをパスタに添え直される。フォークの本数が足りないと思うんだけど、どうやらそれがデフォルトの給仕の仕方らしい」





トマトソースだな。





「このパスタ、かなりレベルが高い!ソースに香るイタリアンパセリの感じも、オリーブオイルの風味も、まろやかなトマトの感じも、鯛の火の通り具合も、パスタのゆで加減も、全てが高レベル!美味い!お勧め!!」






おお、褒めておるな。





「スパゲティを食べ終わると、メインの“淡路牛のステーキ”が登場。写真、どーん!」




四角い。





「余分な脂身やスジを取り除いているんだろうね。お肉自体は薄めにスライスされている。多分さっと火を通すだけで良い感じに火が通るんだろう」





ふむ・・・。






「なんだかお肉にいきなりナイフを入れるのがもったいなく感じられて、先に付け合わせの野菜のソテーを食べる」






ふむ。






「これがまたレベルが高い!特にサツマイモの感じが良いアクセントになっていて、非常に美味い」






ほほう。






「メインの淡路牛を食べる。美味い!!が、あれ?熱くない?」





熱くない・・・?






「あ、もちろん冷たい分けじゃない、温かい。どうやら、焼いた後に“肉を落ち着かせる”という作業を行っているらしい。肉にじんわり火が通り、油が落ち着くというアレである!いやあ、ランチに入ったお店でこれをやられるとは・・・。ちょっと感動」







・・・ほほう。






「ソースはグレービーソース。かなり濃厚。これもレベル高い!!」





また褒めておるな。






「まあ、量は少ないので、あっという間に食べてしまうわけだ・・・」





ふむ・・・。





「最後にデザートとコーヒーが出てくる」




ふむ。






「まあ、ありがちだけど、コーヒーは美味しくない。デザートもそれなりの味であった。まあ、美味しい料理の店で、コーヒーまで美味しいなんて店のほうが希有な存在だし」





なるほど。






「料理、レベル高かったです。堪能しました」





それは良かったな。





「帰りのバスから海が見えたんだけど、底が見えるくらいにキレイ。車窓を思わず写真に撮ってしまった」





青空に青い海か・・・。






「淡路島の東の海岸線だね。瀬戸内海。遙か彼方は大阪湾。さすがに見えないけれど」





仕事に行って、無駄遣いをして帰ってきた感じだな。


まあ、料理が美味しかったのならそれも良しか。


今回はこの辺りで終わる。