Cafe Ligia-exotica / 純喫茶 船虫

よしなしごとを。読書とか映画とか観劇と港の街の話しとか

雑記

 昨日、久しぶりにCDを買いに行った。



 話は遡って、1週間ほどまえに、時々訪れるイタリア料理の店、『テゾーロ』でパスタを食べていた。


(『テゾーロ』のブログはこちら。
http://blog.livedoor.jp/tesoro_vino/


どちらかと言えば、パスタを食べに行ったというより、お勧めのCDを渡しに行ったというほうが正解なのだが。



アコースティック・ギターのアルバムを渡す。店内BGMに使ってもらえれば幸いだが。



そのついでに、カボチャのソースのパスタを食べていたわけだ。お客なのでもちろん有料だ。




その時のシェフとの会話。




   「・・・クリスマスとかって、どんな音楽がありますかね?」




   「・・・はい?」




   「やっぱりクリスマスはクリスマスっぽいのをかけたいなあと思うんですけど、何か無いですか?」





   「・・・はあ、何かねえ(・・・オープンしてから今まで、クリスマス時期はどうしてたんだろう?)」





   「『プロ』の方って、何か持ってはりますよねえ・・、きっと。お願いしても良いですか?」




   「・・・はあ、何か見繕ってみますよ・・・(じわり・・)」





 このとき思った。ある意味これは挑戦である・・・!
 
 これでもいくつかの(本当に幾つかしかないのだが)芝居で、BGMを選曲したりしているのである。これは『プロ』として受けて立たねば!


 このときは安易に考えていた。ライブラリーに何かあるだろうと。しかしながらライブラリーを漁って愕然とした。企画物のクリスマスアルバムを一枚も持っていなかったのだ・・・!



 ちょっと思った。安請け合いであったと・・・。



 個人的にクリスマスアルバムという企画物が大嫌いであったので、今まで手を出したことがなかったのだ。


 というわけで、適当に、しかしながら使えるものをと思い、店内BGMとして使い勝手の良さそうなCDを探しに行ったわけだ。




 購入した物、その一。



『My Piano Christmas』

by BEEGIE ADAIR



 ジャズ・アレンジのピアノアルバム。小粋にクリスマスソングを奏でる。なかなか良い。ある意味無難。この季節には良いアルバムである。






 購入した物、その二。




『Christmas Songs』


by Aoi Teshima



 映画『ゲド戦記』の“テルーの唄”でおなじみの手嶌葵。さすがに上手い。こういう企画ものとか、カバーものとかは、やはり歌の上手い人がやる物であって、なんだか売れりゃあいいだろうって猫も杓子も企画物・カバー物をやるものではないと思う。

なかなか良いアルバムだ。当たりであった。

 ただ、個人的には、手嶌氏の、高音のかすれ具合が気になる。かすれたところの感触が、ざらりとした聴き心地で、悪く言えばサンドペーパーのような感じ。聴いていたモニターの問題か?ただ、もっと録音時に何とかなったのではないかと思う。その当たりは残念だ。

 でも透明な感じがして、シンプルで好感の持てるアルバムであった。




 他にもクリスマスアルバムを二枚、企画物を二枚、更にボン・ジョビのベストまで買ってしまった。

 大人買いである。が、企画物はクソCDであった。





 ・・・さて、勝負に勝てるか(何のだ?)、音響さん。近いうちに持って行こう・・。


http://d.hatena.ne.jp/aile_strike/20100107