Cafe Ligia-exotica / 純喫茶 船虫

よしなしごとを。読書とか映画とか観劇と港の街の話しとか

ちょっと老舗とか

 いらっしゃいませ。


 手荒れの季節ですね・・・。

 水仕事の時は、注意せねば・・・。




 彼はまた師走の商店街に出かけたらしい。




「老舗で有名なんだけど、意外に行った事のない店に入ってみてスイーツを食べてみようのコーナーです」





そんなコーナーは特に無い。





「今日は休養日だったので、久しぶりにマッサージへ行ってきたんですけどね」





軽く無視なわけだ。




「何だかそのためだけに出かけたってのもアレな話なんで、ちょっとお茶して帰ろうかと」





ほう。




「で、神戸市中央区・三ノ宮のさんプラザの地下にある、『ティーパレスゴンチャロフ・さんプラザ店』へ行ってきた」





ほほう。




「焼き菓子やチョコレートでは有名で、神戸では有名なお店だ」




ふむ。




「その“ゴンチャロフ”の喫茶店が神戸には二軒あるらしいが、このさんプラザ店はそのうちの一つ」




ほう。




「因みに元々の創業者の方がロシア人のマカロフ・ゴンチャロフさんだったので、それがブランド名になっているとか」




ほほう。





「さらに言うと、日本で一番最初に“ウィスキー・ボンボン”を販売したのがゴンチャロフなんだとか」





へえ・・。





「まあ、以前に行った“ユーハイム”もそうだけど、意外に老舗って入らないのでたまには入ってみるかということで」





なるほど。





「最初は商店街の中の“モロゾフ”に突入予定だったんだけどね。何だかイートイン・コーナーで順番待ちの人が出ていたのであきらめたんだ・・・」





ふむ。





「いずれ、皆様にはプリンの容器でおなじみの“モロゾフ”にも入ってみたいと思います」





そうだな。





「とにかく今回は“ゴンチャロフ”でこんな感じで食べてきた」





モンブランダージリン




ほう。





「まあ、紅茶は正直普通でした。ここで専門店の味を求めるのはアレな話なんでスルーしてもらって」





ふむ。




「やはり今回は“モンブラン”。季節物はしっかりいっとかないと」









ほう。





「よく食べる『御影セセシオン』の“モンブラン”とはまた違った味わい」





ほほう。






「ちょっと洋酒の香りがして、栗のクリームもどっしり。軽い感じの“セセシオン”のものとはある意味対極ですな。こちらのほうがスタンダードな感じがします」





ふむ。





「美味しかったですよ」





ほう。

で?






「美味しかったんですよ」





どうやらそれだけのようであるな。

適当に投げっぱなして今回は終わる。