Cafe Ligia-exotica / 純喫茶 船虫

よしなしごとを。読書とか映画とか観劇と港の街の話しとか

ちょっと残念・・・

 いらっしゃいませ。


 ・・・毎日開けてるんですけどね、なぜか。


・・・ええ、お客さんの数なんて、こ、こんなもんです。



・・・光熱費、ですか?


・・・き、聞きたくないキーワードですね・・・。



・・・あれ? な、なんで涙が出るんだろう?






 過日彼は少しがっくりくる事があったらしい。

何かあったかね。






「人気劇団の大阪公演のチケットを獲ろうと思ってね。先行予約の抽選にエントリーしていたんだけどね」





ふむ。





「見事に抽選ではねられた」





あらら。





「面白そうな芝居なんで、かなり未練あり」




ほう。





「女優SIちゃんを生で鑑賞するという二次目的もあったのだが」





そこか?





「一般発売されてもすぐに無くなってしまいそうだし。あんまり良い席とれそうにないし・・・」





ふむ。






「かといって、オークションとかで法外な値段で落札するってのもどうも得心がいかないしなあ・・・」






でも、手に入らなかったら、最終的にはそうなるんじゃないか?






「たいして観やすい席でもないのに、あり得ない金額で取引されるんだ・・・。人気のある舞台で、倍額で取引されてるのなんて、ざらに見かけるからね・・・」






暴利だな・・・。






「まあ、元はと言えば、先々行予約の情報を見逃していたってところが一番大きいんだけどね・・・」





残念だな・・・。





「なんとか手頃な値段で、良い席を確保出来るように、色々と頑張ってみたいと思います・・・。そもそもその公演時期に、観劇に行けるような余裕があるかどうかが不明なんですけどね・・・」




無駄な努力にならなければいいがな。

どうでも良い内容であったが、今回はこの辺りで終わる。