Cafe Ligia-exotica / 純喫茶 船虫

よしなしごとを。読書とか映画とか観劇と港の街の話しとか

観光地でコロッケを食べようかと

 いらっしゃいませ。



 ・・・最近分かった結論なんですが、グラスは高い方から割れていく!


割れたとき悔しいのも高いグラスなんですよねえ・・・、当たり前なんですが。





 彼は夕暮れ時に小腹が空いたので、コロッケを買って食べようと思い立ったらしい。


キミは部活帰りの中学生か。






「夕方って、微妙におなかが空きませんか?」






まあ、分からないでもないが。






「神戸ってお肉屋さんが多いので、必然お肉屋さんの安くて美味いコロッケも結構あるわけなんですが」






・・・なんですが。






「例えば“マルヨネ”とか、“森谷商店”とか、“水野屋”とか“鬼平”とか。あるわけですよ。あ、鬼平は大して美味くないか?」






ふむふむ。






「・・・ですが、今回はあえて観光客向け的なお店を載せてみようかなと」






ほう?






「“観光客向け的”というのは、お店の立地が既に観光客向けな場所にあるからだ」





ほう。





「というわけで、今回は『神戸コロッケ・元町店』へ行ってきた」






・・・ふ、普通だ・・・。





「いや、夕方南京町を歩いていたら、ちょっと小腹が減ったんだよ。周りはおいしそうな匂いがぷんぷんだし。でも、南京町の定番の唐揚げをほおばるっていうのも芸がないなあと思い、逆に観光客の方が買ってしまうかなという店を選んでみたんだ」







ほう・・・。それで“神戸コロッケ”・・・。






「今や全国どこにでもあるわけですが、出来た当初はここにしかなかったので、結構な流行り物になってましたね」




ほほう。





「当時は基本コロッケがメインだった。・・・まあ、コロッケでした。普通です」






なんだそりゃ。






「で、最近はメニューも色々増えて、店舗のデザインもリニューアルされているみたいなんで、立ち寄ってみようかなと思ったわけだ」






なるほど。

ロックフィールドさんのホームページのリンクを貼っておきます。

神戸コロッケは、この会社のブランドなんですな。

http://www.rockfield.co.jp/index.html







「店舗は、神戸南京町の中央広場から少し西へ歩いたところ。距離的には西門から入ればすぐだ。では一応店舗の外観を」









ほう・・・。





南京町は、最近点心を立ち食いしながらぶらぶらするのが観光スタイルになっているので、神戸コロッケもその場で立ち食い出来るような感じになっているし、店舗の前にテーブルが一つと、いすが4脚置かれているので、お店の前ですぐに食べることもできる。今回はそのお店の前のテーブルで食べてきた」





ふむ。






「揚げ物と一緒におしぼりと割り箸をくれる。手が汚れないのが良い」






ほう。





「・・・・ここまでさんざんコロッケコロッケと言ってきたが、実際にはコロッケをオーダーしなかった・・」






あれ?





「なんだかコロッケ以外の揚げ物がおいしそうで、そっちに心奪われてしまった。結局、鶏肉にチーズを巻いてあげたもの(商品名を忘れた)と、紅ズワイ蟹のクリームコロッケをオーダー」






初志貫徹ならずか・・・。






「クリームコロッケのほうにはトマトソースがかかってきました。では商品どーん!」








ほう・・。こんな状態で出てくるわけか・・・。

というか、すでに囓られていないか?






「・・・お約束のように写真を忘れてしまいますな・・・。まあ、それはそれで恒例行事のようなもんだろ。な?」






そんな行事は即座にやめてしまえ。





「チキンは中のチーズがとろとろのハフハフであった。揚げたてで出てきたので大変おいしい。そして、表面にブラックペッパーがふってある。ペッパーの味がかなり良いアクセント」







ほう。






「あまりキレイに撮れなかったが、クリームコロッケの断面を、どーん!」







ほほう・・・。
・・・断面というよりは、囓った後だな!





「トマトソースが主張しすぎず、クリームソースとマッチ。ソースの中にこりこりした感じのものが。多分タケノコが入っているっぽい。よく出来たソースでしたよ」






おお、褒めている。







「こういった大手のチェーンも馬鹿には出来ませんね。手が込んでておいしい。きっちり商品開発をしているからこそですね」





・・・キミはどこかの回し者か。






「まあ、たまにはこういったお店も良いかなという事で」





ああ、さいですか。



まあ、おいしかったのなら良しとするか。

今回はこの辺りで終わる。