Cafe Ligia-exotica / 純喫茶 船虫

よしなしごとを。読書とか映画とか観劇と港の街の話しとか

MG生首

 いらっしゃいませ。


 ずいぶん前の話なんですが、コンビニで予約したチケットを発券しようと思いましてね。端末を使おうとしたんですよ。そしたら先に端末を操作している人がいて、その人の後ろに並んで待ってたんですけどね。



 何だかもたもたしていてやたら時間がかかっていたんですよ。まあ、この手の端末って変に操作が煩雑で、なかなか時間がかかるものなので後ろでゆっくり並んでいたんですよ。こちらはチケットは予約済みで、あとは発券と支払いだけですからね。特に焦る必要もないわけで。



 しばらくすったもんだしていたんですが、あまりに遅いんで、ちょっと画面を覗いてみたら、レディ・ガガの来日公演のチケットをとろうと操作しているらしいんですが、うまくいかないらしい。そうか、きっと今日が一般発売の日なんだなあ・・とかぼんやり思いながら見ていたんですけどね。



 前に並んでいる方は、どうもうまくいかないんで結局最初の画面に戻って改めて手順通りに操作をしようとしております。・・・まあ、ゆっくりやってくれ。「全然焦りませんよ姿勢」を表現しようと二歩ほど下がって成り行きを見ておりました。



 お?そうそう。その画面で必要なチケットを選択すれば先に進めるんじゃねえか?
いいよ、それだよ、押せ!
と、少し離れたところで成り行きを見守っておりました。




 レディ・ガガを選択、押した!



 
 画面に浮かび上がったポップアップは、『その公演は、発売を終了いたしました。ありがとうございました。』時刻は午前0:10くらいでしたかね・・・。数分で完売したようです。上手く操作できなかったのは回線が混雑して接続できなかったからなのでしょうかね。



 操作を終了した彼は、なぜかこちらを振り向いて助けを求めるような目で見ますが、売り切れには勝てません。さらに一歩下がると、彼は泣きそうな、でも笑い出しそうな複雑な表情をして去っていきました。恐らく午前0:00になったところから彼の戦いは続いていたんでしょうね。



 自分の番がきたので端末を操作しました。人のちょっとした不幸を見たあとなのに、なぜだかちょっとおかしくてずっとにやにやしておりました。



まあ、それだけの話です。あ、おかわりをお注ぎしましょうか?






 彼は引き続き『AILE STRIKE GUNDAM』を組み立てているらしい。




「休養日には少しずつでも進めていきますので」




どんな感じかね。




「頭部が組み上がりました」








・・・何だかぱっとしないな・・。




「・・うーん、地味だね、何だか。フリーダムの顔と比較してしまうからかなあ」





頭部を組んでみてどうかね。





「口元と頬のモールドが、若干くっきりしているのがおわかりでしょうか。この部分はスミ入れしております。マスキングして塗り分けを試みた部分は、結局散々苦労したにも関わらず上手く塗り分けることが出来ませんでした。細かすぎます。頭の横の部分ですね。なんとか塗料をいれましたが・・・」





どうするかね。修正とか試みるかね。





「まあ、これはこれで・・・。一応頭部完成ということで、次に進みたいと思います」





ほう。次は?





「図面の順番的にはとりあえずは『肩』ですね。で、両腕に進みます」





ほう。





「頭部と同じようにパーツごとに塗装してから組み上げます」










「やはりピンチで持ち手をつけて塗装。乾燥を待ちます」





ふむ。地味だね。作業も記事も。





「残念ながら素人が造るプラモの作業に特にトピックとかは有りません・・・」





まあ、仕方がないと言えば仕方がないか・・・。





「部品が並んでいる写真だけではあまりにも地味なので、今回も皆様にこびを売る卑屈なセレクトの写真を貼っておきます」




蒼井優ちゃん





記事の内容で皆様の関心を引く方法を考えよ、小人よ!